cosmic fairy Part1

2011 - 03/22 [Tue] - 17:39

人は、人生が公平ではないことを
悟れるくらいに成長しなくてはならない

そしてただ
自分の置かれた状況のなかで
最善をつくすべきだ

―スティーブン・ホーキング





【ステラ=フローラ】(兄妹の一番下)

突然変異として生まれ抜群の頭脳を持ち
年の割りに金髪の少女と見紛う姿となった

かなりの機械好きであり、独特の感性を生かした
数々の発明品を生み出すことが趣味




【ウィッシュ=フローラ】(兄妹の一番上)

無邪気さとニヒルさの間で飄々としている男
黒い長髪、中性的な容姿は仕事<催眠療法>のため

極限まで研ぎ澄ました色のない光<魔力>を操り
魔力を神のように崇める独特の宗教観を持つ




【シルビア=フローラ】(兄妹の2番目)

褐色の肌に長い銀髪が映えるワイルドレディ
勝気ながら上品さも備えるアクティブな女性

獣のような五感と幅広い自然の知識を持ち
詩のない歌声で荒ぶる動物たちを従える




【ロア=フローラ】(兄妹の3番目)

口が悪くイタズラ好きで高飛車な男
髪を茶に染めて肉体は引き締まっている

裏では血の滲む地道な鍛錬を重ねており
プレッシャーに弱い繊細な一面も




【ソフィア=フローラ】
クセのあるフローラ家をまとめる母
優しく思慮深いが毒舌で運動音痴な一面も

独特な魔法の形態や思想から
一時期世界中を賑わせた




【ロバート=フローラ】
弱者を救うために戦い続けた男
ソフィア曰く同格の格闘家<魔法使い>

現在は親バカに目覚めており
フローラ四兄妹に煙たがられている











「・・・金髪だな」

「・・・金髪ね」



「ソフィア、俺は髪が黒い
 お前も髪が黒い
 なのになんでこいつは金なんだ?」

「・・・さぁ?」

「病気なんじゃねぇか・・・?」

「いや、先生が
 健康に関しては問題無いと言ってた」

「あぁ、そう・・・」



「・・・突然変異なんだって」

「・・・あり得るのか?」

「じゃあロバート、この子はなによ?」

「・・・俺たちの子だな」

「そうね」



「・・・具体的にどこがどう変なんだ?」

「平均よりちょっと
 身体が小さいんだって

 それと検査の結果
 脳の構造がちょっとヘンだとか」

「病気か!?」

「その可能性もあるけど・・・
 天才かもしれないんだって」

「・・・でも馬鹿と天才は紙一重じゃ・・・」

「うん・・・」

「・・・」

「ちゃんと育てないとね」

「そうだな・・・」



「それと名前はステラよ」

「勝手に決めた!?」

「だって、ウィッシュとロアは
 アンタが考えたじゃない

 私はシルビアとステラ
 2対2で公平、そうでしょ?」

「そうだけどさ・・・
 金髪だからステラなのか?」

「違うわ、ただ単にいい名前だと思ってつけた」

「そんなんでいいのかよ
 子どもが自分の名前の由来を聞いてきたとき
 なんて言えばいいのか困らねーか?
 こいつだけ仲間はずれになるぜ?」

「それを言うなら
 ウィッシュはどうなの?

 シルビ"ア" ロ"ア" ステ"ラ"で
 長男だけ韻を踏んでいないじゃない」

「・・・」

「私はね、子どもにこうあって欲しいなんて
 親が勝手に子どもの個性を
 決め付けるようなことはしたくないのよ

 シルビアのときもそうだったでしょ?
 特にこの子は未知の可能性を秘めているから」

「・・・まあ、そうだな」



































「Insist that I am like the queen
 <そう!私は王女さま!>

 Many purse, diamonds, It is shinin' for me
 <たくさんのお宝がきらきらするのは、私がいるから!>

 But foolish I am like the queen
 <だけどみんなの言うとおり私はおバカかも>

 People say warming up unsatisfactry enough
 <もっと勉強して、偉くならなきゃね!>」





クリーミーな青空に
綿あめのような雲



子どもが手放した
動物のマスコットを模った
赤い風船はどこまでも昇る





頭上から聞こえる絶叫

カートゥーンのキャラクターが描かれた看板が
あちこちで心躍る暖かい色使いの街並みを飾る

その上をジェットコースターがすごい速さで走り抜ける



ピカピカ光る道路を
あっちに行こう!こっちに行こう!と
たくさんの人がすれ違う



きらきら星のパーティー帽子を被った
もふもふしそうなお人形さんたちが
ハイスクールのお姉さんたちと
手をつないで写真を撮っている



アイスクリーム屋さんに並ぶ子どもたち
面白そうなものを持ってとても楽しそうだ

お土産屋さんで買ったのだろう
自分と同じくらいのお人形をもつ女の子

トリガーを引くたびに
ピュー!と音がなるおもちゃの銃をもつ男の子










ここは広大な遊園地

なんせ超有名なキャラクターたちが
アタシたちを出迎えてくれる
とっても大きな遊園地!





カラフルでポップな黄色の洋服を着て
薄い色のジーンズを履いたステラは
楽しいという気持ちを表現するために
可愛らしい歌声で辺りの注目を引く






ここのような
たくさんのアトラクションがあるところに
機械が大好きなステラを連れていけば
きっと全部の乗り物を制覇するまでは
居座り続けるだろう





年の割には小さくて
趣味や嗜好もどこか幼い彼女は
天才なのか、バカなのか



普通なら彼氏のこととか
将来の進路とかを考える
そういうお年頃なのだが・・・



















「おう!相変わらず首を絞められた
 ニワトリみたいな歌声だな!」

青いボトムパンツにチェーンを掛けて
パンチのある蛍光色の服を着た
相変わらずサイバーファッションを推す
兄貴<ロア>がおちょくりながらやってきた



右手にロアの分のチョコアイス
左手にステラが頼んだ
バニラとストロベリーの
二段重ねアイスクリームを持ちながら





「うるさくないもーん!
 あんまし大きな声出さなかったし!」

「はぁ?オマエ向こうのベンチに座るカップルに
 白い目で見られていたから」

アイスを渡してからニヤニヤと笑うロア



「あの人たちにアタシの良さなんか
 分かるもーんか!」

「分からねぇから、ふつー」

「あー!もう!
 兄貴が歌えないからって
 ケチつけないでよ!」

ステラは歌を歌うよりも
大きな声でわめく



「あ?じゃあ歌ってやるか?やるか?」

「さっさと歌って!」

「ヘイヘイ、ありがたく思えよ!」



ヘヘヘ、と笑って
気取ってマイクを持つ真似をしながら
ロアは歌いだした





「Everything I touch turns to ashes
 <憤怒の炎で全てを燃やす>

 Falls away,it falls away
 <巻き上がった煙でヤツらが逃げる>

 Everything I touch turns to ashes
 <憤怒の炎が全てを燃やす>

 It slips right through my hands
 <灰となり、指の間を抜け、掴み損ねる>」





腹の底から溜まったものを
道端に吐き捨てるかのような
ドスのきいた激しい歌声が
道行く人々を刺激する

熱唱するロアを一瞥しては
去ってゆくたくさんの人々





「どうよ!?」

「ぜーんぜん!
 みんなひいてたよ!?」

「オマエ強がってんじゃねぇよ!」

「だってぇ~!」



「・・・?」



変なピンク色のジュースを飲んだせいか
持病の下痢と相まって腹を下して
トイレに駆け込んでいった
おにーちゃん<ウィッシュ>が帰って来た



膝まで丈がある黒いジャケットを打ち合わせずに
前身頃の間からは真っ白な服が見える
ズボンも黒、靴も白であり
聖職者のイメージを彷彿させる



「あ!おにーちゃん!
 なんか歌って!
 兄貴がバカにするの!」

「なんかって・・・なにを?」

「好きなのを!」

「えぇ・・・俺トランスとかアートコアとか
 そういうのしか聞かないから
 歌えるのがあんまり・・・」

「そうだぜ!
 こいつに歌えとか可愛そうじゃねぇか!」

「・・・」

「いいから歌って!」

「はぁ・・・短いよ?」



ウィッシュは左右をみて
己に注目する者が居ないのを
まじまじと確認すると
すぅ、と細く息を吸って歌いだした





「All I want lying here with you
 <全てから目をそらして貴方だけを見つめたい>

 Feeling like heaven
 <貴方の微笑みはこの世で何よりも美しい>

 All I want lying here with you
 <全てから耳を塞いで貴方の膝の上で果てたい>

 Feeling like heaven
 <貴方の鼓動がまるで天の調べのようだ>」





ほのかな神聖さの裏に哀愁を帯びた
中性的な歌声は遠くの空に消える

誰の歌声だろう?と掴み所のない
奇妙な男を横目でみるなり
人々は目的地へ駆けて行く





「あら?カラオケ大会かしら?」

自信満々の笑みを浮かべた
おねーちゃん<シルビア>が
お土産屋のショッピング袋を
両手に引っさげてやってきた



上着は腰に巻きつけ
堂々とスポーツブラ一枚で人目にいる
腰に巻きつけた上着は暖色系の彩色で飾られ
すらりとした淡い白色のパンツと見事にマッチして
踊り子のような風貌を醸しだす





「お兄ちゃん<ウィッシュ>さあ
 まず選曲から間違っていない?
 短いし、歌いにくいでしょ」

「そんなこと言ったって
 俺が"定番"のエアロ・スミスやB'zなんて歌ったら
 余計に俺の落ち度が際たつじゃないか」

「だよな!オマエ身の程弁えてるじゃん!」

「黙れ、ロア」

短く、突き刺すようにウィッシュが言う





「おねーちゃんは人前で歌える自信あるの?」

「ワタシ?もちろんあるわよ」

「すっげー大胆な格好してるしな!」

「うるさいわよ!ロア!」

「・・・まあ歌姫なんて
 言われているだけあるからね、シルビアは
 夕焼けをバックに唄ったら映えるかも」

「うふふ、そう言われるほどでも」

人差し指で三日月型をつくり
上品に口元にあてて笑みを隠すシルビア





「お!?オマエ、なあなあにして
 逃げるんじゃねぇぞ!?

 オレたち恥ずかしい気持ちを抑えて
 人前で歌ったんだからな!」

「兄貴、『ありがたく思えよ』なんて言って・・・」

「ん?オマエ声も身体もちいせぇなぁ・・・」

「あ~!ムカツク!!」

地団駄を踏むステラ



「はいはい、ロア、歌えばいいんでしょ」

「おう!ブーイングとばしてやるからな!」

「お兄ちゃん、全力で黙らせておいて」

「了解」





手慣れた足取りで三人から距離を置いて
背筋を伸ばし、深く息を吸うシルビア





「泣かないで ホントの孤独も知らない
 まだ淡い花弁に
 涙の粒 抱えたまま」



力強くも美しい声が
身体の奥底に篭り、熱に変わる



各々、道行く人々は連れの人と
会話に夢中になっていたが
どこかから聴こえてくるその声に
会話を止め、足を止める










すぐにシルビアの周りに人だかりができた

シルビアは遠くでこだまする
パワフルな美声で情熱的に歌い上げるたびに
身体をそらせて声を引き上げる















あぁ、やっぱり上手いなとステラは思った

アタシが歌ったときはこうじゃなかったのに





おねーちゃんとアタシと
どこが違うのだろう?



歌の技量は分かりきっている
でもそれだけじゃないはず





容姿、それもあるかもしれない

ある程度は魔法で
艶のある肌にしたり
透き通るような声にすることはできる

だが魔法で背を伸ばすことは
今のところはほぼ不可能に近い

小さいだけのステラと
細くも力強いシルビア

スタイルの違いもあるのだろう















「抱き締めて
 今だけ 好きだって振りして
 
 たった ひとつだけなら
 全部 全部要らない」



シルビアの歌声を聴くと目頭が熱くなる



ロアはブーイングをとばすことを忘れ
唖然として口を開き、聞き入っている

ウィッシュはふと目をこすると
思わず涙が零れたことに自分でも驚いている



シルビアを囲う群衆たちは
情熱的な歌詞が歌詞として聴こえない

シルビアから一人ひとりへの
愛の告白かのようにさえ思われ
身震いして立ち尽くす
老若男女関係なく、だ





「Bloomin' Like A Rose
 本当の孤独も知らない」

身体を大きくそらして
声を引き上げると
シルビアの涙が宙に舞い
銀髪が一層輝きを増す



シルビアにとって
もはや歌詞は彼女自身の気持ち

完全に舞台の"主人公"に成りきっていた





姉としてステラはシルビアを尊敬する一方
その美しい姿を見てステラは自信を喪失した

ステラはどこか残念そうな顔をしている










「まだ淡い花弁に
 涙の粒 抱えたまま」



最後の一字まで声を引き上げ
余韻を残して歌を終える





群衆が歌が終わったことを理解すると
次々と拍手を始めて歓声をあげた!



シルビアは涙を指で拭って
目を柔らかく細めて丁寧にお辞儀する










「銀髪で褐色の肌・・・
 ちょっと!?
 あれ、歌姫じゃない!?」

群衆の中の噂好きそうな
ぽっちゃり気味の少女がハッと気づいて
少しばかり太い声を張り上げる



「えぇ!?
 じゃあ・・・この人たちは兄妹の
 天使さんと
 流星さん!?」

遠くからシルビアを見ていた
子供連れの母親は
横にいるウィッシュとロアを見て
悲鳴に似た歓声をあげた










シルビアたちは自身の立場を守るため
写真やビデオで撮られても映らないような
特殊な魔法の道具を所持している

その為、世間ではシルビアたちの人相や
特徴だけが流布しているものの
一目見ただけですぐにそれだと理解できるのは
そうそういないのだ





歌い手が"命を紡ぐ歌姫"だと
群衆は理解して騒然とする





死んでは生まれ変わり
別れてはまた出逢う

めぐりめぐる生命で溢れる
美しい自然の中で

動物たちと対話するために
魔法の声を響かせる様から
シルビアにこのような通り名がついた










群衆は我先にと
時には他者を押し倒し、踏みつけながら
四方八方からシルビアに接近した!

シルビアに握手を求めたり
サインを貰おうとしたり
素朴な質問を投げかけたり

マスコットをさしおいて
シルビアは遊園地の人気者となった!










虚ろに地を見つめるステラを放っておいて










同じく、歌を歌っても
ステラと同じように無下にされ
さぞかしシルビアに嫉妬しているのだろうと
ステラがふと後ろを振り返ると・・・















「うそ・・・もう歩けないと思っていたのに・・・!」

「でも、これは魔法で誤魔化しているだけ
 せいぜい30秒程度しか歩けない

 君は症状が軽かったから、かな?
 なんとか魔法を効かせることができたよ



 ・・・これ、この魔法の教書に書かれてあるように
 ちゃんと魔法を学んでいれば
 数年後には元通りに歩けるようになるよ
 完全に足は治っていないとはいえ」

「わ、私に・・・できるのかな・・・?」

「・・・できる?
 ・・・こんなにけなげな妹に
 慕われているのに?

 皮肉に聞こえたら悪いけど
 それはそれだけ
 君が強い意志を
 ・・・慕われるだけの強い力<魔力>を
 持っているって証拠なんじゃないかな?」

「・・・!」

「俺が歩けなくなったら
 多分鬱屈して『誰も俺に構うな』なんて
 言うと思うけどな~

 さっきまで君は妹と楽しそうに
 雑談していたじゃないか

 ・・・すごいと思うよ、本当に」

「・・・・・・ありがとうございます!!」



薄幸の中で懸命に生きようとする
小さな妹に車椅子を押されていた少女は
涙を流して優しい笑みを浮かべる
ウィッシュに座ったまま飛びつく

姉が編んでくれた長いマフラーを
大切そうにしている幼い妹は
堪らず大声で泣く

周囲の人物は姉妹とウィッシュを見て
ほろりと涙を流さずにはいられなかった










色のない天使
ウィッシュ=フローラ



純粋で無邪気な性格から
その通り名がついたと言う人もいる

だが本当の由来は
色のない光を自在に操ることからきている



魔力は透明、目に見えない
普通の人が術<人工的な力>によって
魔力を操れば自然の状態から切り離され
色がついてしまう<不自然な状態になる>



しかしウィッシュは術を使っても
輪郭がうっすら白い光を帯びる以外は
魔力の光はほぼ透明なものとなる



いや、ウィッシュは術<人工的な力>すら使わないで
直接、変幻自在な無限の力<魔力>を操るのだ

星に願うように、神に祈るように















「きゃ~!すごい!カッコいい!」

「うぉ~!?腕っぷし半端ねぇ!?」



「へっ!どうよ!オレさまの力は!!」



「ねぇねぇ!どんな魔法使ってるの?」

「ん?ただ力んでいるだけだけど?」

「うそだぁ~!俺が力んでも
 こんなでっかいの片手じゃムリ!」

「あぁ、そうか!

 オマエたちは「力んでいる」って聞くと
 力任せに持ち上げると思ってるだろうけどさ

 オレたちの場合は精神を統一して
 身体と一体にさせて持ち上げるって意味なんだぜ!」

「それはお前が魔法つかえるからじゃん!」

「なに?オレさまが嘘つきだって
 言いてぇのかよ!?

 ちょっとオマエ前に出て来い!
 オレの言うとおりにすれば
 オマエでもこの自動販売機を
 持ち上げられるって証明してやるよ!」



柄の悪い少年を呼びつけて
ロアは赤い色したジュースの自動販売機を
片手で持ち上げるように
半信半疑の少年に言う



ロアは少年の精神を見抜きながら
「精神を集中させろ!」なとと叱咤しながら
少しばかり少年の魔力を引き出そうと
術で補助してやると
なんと少年は片手で自動販売機を持ち上げた!



驚いた少年は自動販売機を置くと
ロアに「スミマセン!」と土下座して謝る

「へへ、もっとすげーの教えてやろうか?」と
ロアが楽しそうに言うと
男女問わず、辺りの若者たちは
無垢な子どものようにロアの元に駆けつけた!










光速の流星
ロア=フローラ



戦いのときに圧倒的な速度で
敵を翻弄することからつけられた通り名



敵を傷つけないように力を抑えるために
両手両足につけたリミッター=ウエポン<制御装置>は
ロアが殴ろうと力をこめると紅く光る



リミッター=ウエポンをはめて
パンチやキックを繰り出したならば
ロアの手足は紅い軌跡を描くのだが
その様が美しく尾をひく流星に似ているのだ















色のない天使
命を紡ぐ歌姫
光速の流星

そして末っ子のステラは・・・

通り名を持っていない

それだけの実力が無いのだ










ステラは気を塞いでしまい
人だかりから離れて
誰も居ないベンチに座る





向こうの群衆に埋もれながら

シルビアはアンコールを受け
次の曲を歌い始めて

ウィッシュは少女を抱きしめながら
優しい言葉で彼女を励まし

ロアはたくさんの若者たちに
直々にトレーニングをつけはじめ・・・

























結局、ステラは数十分の間
上の三人を見ないようにしていた

がらんとしたベンチに座るステラは
孤独に耐えつつ
己の無力さを悔いるばかりだった




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