燃え尽きるような紅葉が

北風は吹き抜け、空模様は憂鬱で
冷たい風に歯を打ち鳴らしながら
私は急ぐ、来るべき行事の支度を

オープンカフェでくつろげるはずもなく
枯葉を踏みつけて走るとき
ふと目に留まった真っ赤な紅葉

冷たい風にひん剥かれた
他の木々とは違って
その木だけが辛うじて紅葉を留める
まるで生命を燃やし尽くすかのように

去りゆく秋、近づく冬
境目の中で、真紅の紅葉は
仄かに暖かく木々を飾っていた

コメント
コメントの投稿
【Font & Icon】
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

sun

Author:sun
心理学をベースに、あらゆるものを詰めこんだバトル物の小説を連載しております!
たまに短い童話も掲載しております!

Twitter
pixiv

カテゴリ