傲慢な貴族の初恋

華の都の大通り
馬車の上で揺れながら
庶民を見下し、品定めしていたら
偶然にも目に映ったわ

その人は遥か東の
渋い外衣を纏っていた
主張して競い合うこの都で
唯一人、都そのものに溶け込んでいた

馬車から飛び降りて
ハイヒールを脱いで走り出した
飄々としたあの人の背を追って

体裁など構わないわ
愚かさに泣き悔やんで?
いえ、走らないと追いつけませんもの

服をはためかせ
髪を振り乱し
素足で駆ける私を

風と共に生きる女と
貴方は言いますか?
無我夢中で無邪気に生きていると

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sun

Author:sun
心理学をベースに、あらゆるものを詰めこんだバトル物の小説を連載しております!
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